社長あいさつ
当社は、昭和35年、さつまいも澱粉粕を原料としたクエン酸の製造を目的として、有機酸の総合メーカー昭和化工株式会社(本社大阪市)が中心となり、地元資本の参加も得て設立されました。鹿児島県工業試験場(現在の鹿児島県工業技術センター)が開発した固形培養方式の発酵法によるクエン酸製造技術と、昭和化工株式会社の精製技術のコラボレーションにより生まれた工場です。
設立以来、このユニークなクエン酸製造技術の完成と、設備の近代化による生産性の向上に専念してきました。既に久しくわが国最大(発酵からの一環生産は唯一)のクエン酸メーカーとして、今日に至っています。
また、その間澱粉粕及び工場廃水の処理等を通じて、地域のさつまいも澱粉工業や焼酎会社、畜産農家などとの緊密な協力関係を築き、地域振興と環境改善にも少なからず貢献しております。
今後も長年にわたり蓄積してきたバイオテクノロジーを経営の基軸に据えて、その外延を一層拡大強化するとともに、新しい技術の開拓にも力を注ぎ、社会のニーズに合った商品を提案していきたいと考えています。更に広く人材を育てて、全社員の情熱と英知を結集し、企業としての社会的責任を全うしていく所存です。